こんな記事を書いた。「AIなんかに頼ったらライター失格だ」と考える人間から仕事を失う…9割のライターが“消える”時代にとらなければいけない“5つの対応”とは(note)カンの良い読者はお気づきかもしれないが、上記の記事はほぼすべてChatGPT(GPT-4o1 pro mode)を使って書いたものだ。記事を読んだ方なら分かってもらえると思うのだけれど、そろそろChatGPTを単なる大喜利マシーンだと思っているわけにはいかなくなってきたのではないだろうか(いまだにそんな人がいるかはわからないが)。この記事を作るためにどのようにChatGPTに指示をしたか、その一部始終をここに紹介したい。あくまで個人的なログの域を出ないとは思うが、これを真似れば「誰でも」、「いわゆるプロンプト」を使わず、冒頭に引用した記事のようなクオリティの記事を書くことができるはずだ。理論上。事の発端地球上の誰かがふと思った。一伏の数少ない友人である、とある編集者が上記の発言をしたのだった。真に受けた(悪ノリをした)一伏は、たまたま手元にあったChaGPT-4o1 pro modeを使って、この課題にチャレンジしたのだった。以下はその記録である。ChatGPTで記事を書く方法前提原則、以下の内容は現行最新バージョンの「ChatGPT-4 o1 pro mode」を使うことを前提としている。まあ結構高いので「お気軽にお試しください」とは言えないのだけれど、無料版でも使える4oでも多少は参考になると思う。差は大きい。全体の流れどんな記事を作ってほしいかを明確にして作成依頼する出力されたものにフィードバックする1・2を満足いく出力になるまで繰り返すこれだけである。簡単すぎるかもしれんけど、本当にこれだけなんだ、信じてくれ。冒頭の記事は完成までに計11回ほど、さまざまな形でフィードバックを行った。以下でどのようなフィードバックを行ったかを詳しく紹介する。構成~初稿まで構成の作成から初稿までの間、一伏が指示した内容は以下の通り。見てもらえばわかると思うがいわゆる「プロンプト」という感じではまったくない。会社で同僚に「これやっといて」と言うときの(いやそれ以下のカジュアルな)感覚で、やりとりをしている。一生感謝し続けているのはお祈りみたいなものだ。宗派の違いなので気にしないでほしい。アーメン。上場企業の役員をターゲットとするITビジネス系Webメディアのエントリとして、「AIがライターの"9割"を駆逐する」というタイトルの記事の構成を考えてください。ありがとうございます。この構成をブラッシュアップしたいです。内容を精査し、改善点を挙げてください。ありがとうございます。ではそれを反映してください。ありがとうございます。インターネットで検索した情報と照らし合わせ、この構成に不足や事実誤認がないかをチェックしてください。ありがとうございます。ではその点を構成に反映してください。素晴らしいですね。ではこの構成にしたがって記事を作成してください。ありがとうございます。以下にフィードバックを行います。これにしたがって修正してください。・箇条書きが多く読みにくいので、多用を避けて段落テキストの割合を増やしてください。・大見出しの直下には必ず導入文を加え、続く内容への読者の興味を喚起してください。・データの引用時など、必要に応じて出典を示してください。ありがとうございます。素晴らしいですね。この記事をより良い記事にするための改善点と改善案を列挙してください。ありがとうございます。ではそのフィードバックを、記事に反映してください。ここまでで初稿が完成。完成した初稿はこちらのGoogleドキュメントで読める。ちなみに初稿が出来上がるまで、ChatGPTが出力した内容に一度も目を通していない。目視でチェックすれば精度は高まるが、出力にかかる時間もそれだけ長くなる。どうせ何度かChatGPTにセルフフィードバックを行わせるので、最終出力以外に目を通す必要はないだろうと考えたからだ。初稿~2稿ここからは一伏の知り合いの編集者とライターの目を借りてフィードバックを行った。初稿に対して彼らが行ったフィードバックは以下。これらをまとめて一度に送信した。このフィードバックにより出力された2稿はこちら。2稿~完成稿さらに2稿へのフィードバックを行った。内容は以下。このフィードバックにより出力された完成稿がこちら。noteに入稿するときに、タイトルと見出し周りの言い回しを中心に若干の手を加えた。「AIなんかに頼ったらライター失格だ」と考える人間から仕事を失う…9割のライターが“消える”時代にとらなければいけない“5つの対応”とは(note)だとしても、GPT3時代からChatGPTを見てきている者としては、昔のようにタスクと条件を列挙した「プロンプト」を必死こいてこねくり回さなくて良くなったのは感動的である。ここまでの作業時間は、純粋にこのタスクにかかっている時間だけを合計したら1時間弱程度だろう。これまた驚異的である。人々の反応人間だと結構加減したり、パワーバランスで言えなかったりするもんね。ライターとかクリエイティブ職のよくないところばっかり知ってるんだから。ほんとにね。タイトルとか「人間が読みたくなる」みたいな定性的な指標でも、けっこう汲み取って反映できるようになってる。今回も人間の目視でフィードバックしてようやく完成したように、90点~100点の原稿を作るにはまだAIのみの力では厳しいように感じる。でも単なるSEO記事とか、80点ぐらいでよいならこいつら超パワフルだぜ、というお話。興味が湧いたらぜひ使ってみるといい。月額$200は高すぎるから、なんか会社とかに「すげえんすよ」ってプッシュしてみるといいと思う。